Ubuntu - 解像度の異なるモニタの倍率を個別設定する
Surface Pro6 に入れているUbuntu、Surfaceの本体ディスプレイは高解像度のため、倍率100%だと絵も字も小さすぎてつらい。
本体ディスプレイを倍率200%にすると、外付けの24インチフルHDモニタまで倍率200%になり、字も絵も巨大化してしまい、これも使いづらい。
画面100%の場合は本体モニタのアイコンと文字が小さすぎる
画面200%の場合は24インチフルHDモニタのアイコンがでかすぎる
解像度200%にした状態。
下のモニタ(高解像度)はちょうどいいサイズだが、上はフルHD解像度でしかないため、画面に対しアイコンが巨大化。
この問題を解決する、
外付けフルHDディスプレイ : 100% 本体ディスプレイ : 200%
↑の状態をディスプレイごとに個別設定するための方法。
WindowsだとGUIから設定できるが、 Ubuntu(というかxranderを使える環境)ではxrandrで設定する。
前提
Ubuntuの設定で、モニタ倍率200%にした状態から設定を行う。
※24インチフルHDモニタのアイコンや字がでかい状態。
xrandrで個別にscaleを設定する
ターミナルからコマンド実行、接続しているディスプレイの解像度と位置座標を取得する。
$ xrandr Screen 0: minimum 320 x 200, current 2736 x 2904, maximum 8192 x 8192 eDP-1 connected primary 2736x1824+0+1080 (normal left inverted right x axis y axis) 260mm x 173mm 2736x1824 59.96*+ 2560x1600 59.97 2560x1440 59.96 59.95 (省略) DP-1 disconnected (normal left inverted right x axis y axis) HDMI-1 disconnected (normal left inverted right x axis y axis) DP-2 disconnected (normal left inverted right x axis y axis) HDMI-2 disconnected (normal left inverted right x axis y axis) DP-2-1 connected 1920x1080+413+0 (normal left inverted right x axis y axis) 527mm x 296mm 1920x1080 60.00*+ 74.97 50.00 59.94 1680x1050 59.88 (省略)
connected となっているモニタを見る。
これが本体ディスプレイ(多分)
eDP-1 2736x1824+0+1080 解像度横幅 : 2736 解像度縦幅 : 1824 X軸原点 : 0 Y軸原点 : 1080 ※画面の上方向にフルHD外付けモニタを配置しているので、そのぶん1080pixel下に本体モニタが存在する
外付けフルHDモニタ
解像度横幅 : 1920 解像度縦幅 : 1080 X軸原点 : 413 Y軸原点 : 0 ※外付けモニタのほうが解像度が低く、上下に並べると左端が内蔵モニタよりも413pixelぶん右にある(私の設定では)
外付けモニタの倍率を変更、原点座標を変更する。
$ xrandr --output DP-2-1 --scale 2x2 --pos 207x-1080
DP-2-1(外付けモニタ) --scale 2x2 サイズ二倍にする --pos モニタサイズを倍にしたので、左端座標を207に変更、上端を1080pixel上に移動する
※--pos を指定しないと、外付けモニタと内臓モニタの表示部分が一部重複して、部分的に画面ミラーリングした状態になる。